将棋研究 2六歩の足跡

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

△54銀型雁木を潰す!左美濃急戦 part8

13図を再掲します。 今回は13図から③△26角を調べていきます。 13図からの手順③ △26角▲27歩(18図) ここでの△26角にはいつもの▲35歩は突かず、前回記事の△35銀の変化のように、ここでの△26角にも▲27歩と打つのが手筋です。 18図以下いろいろな手があるので軽…

△54銀型雁木を潰す!左美濃急戦 part7

13図を再掲します。 前回は13図から①△43銀引を見てきました。いずれも先手が十分に戦える変化だったと思います。今回は②△43金右の変化を調べていこうと思います。 13図からの手順② △43金右▲35歩(15図) 先手は△43金右にも構わず▲35歩と歩を伸ばします。代え…

△54銀型雁木を潰す!左美濃急戦 part6

このシリーズは6回目の記事となり、主要な局面はあらかた触れてきたかと思います。 そこで今回からは頻出とまではいえないにしろ、知っておくべき重要な局面について調べていきましょう。 まず、この記事では先手の端歩の交換が入らなかった基本3図をテーマ…

角換わり腰掛け銀vs早繰り銀 研究最前線 part3

シリーズ3パート目となりました今回は3図からのもう一つの後手の変化を潰していこうと思います。まず、3図を再掲します。 復習も兼ねてまとめると基本1図からの殴り合い、▲64角に△92飛(part1)は後手ダメで、より優る△73歩の対応で3図へ進み、△42銀(par…

角換わり腰掛け銀vs早繰り銀 研究最前線 part2

1図を再掲します。 前回は1図より△92飛の変化を掘り下げてみました。しかし結論から言えば、1図でソフト最善の応手は△73歩で、今回はその手について掘り下げていこうと思います。 実戦では筆者の体感的に、人間ならば△92飛を選ばれる方が多く、△73歩は少々レ…