将棋研究 2六歩の足跡

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

角換わり腰掛け銀vs早繰り銀 研究最前線 part1

角換わりといえば、早繰り銀、棒銀、腰掛け銀の3すくみの関係が有名ですが、最近は腰掛け銀に対しても早繰り銀を用いる居飛車党も増えたように感じます。そこで今回から始まるシリーズは「腰掛け銀vs早繰り銀」という関係に着目して研究を行っていきたいと思…

△54銀型雁木を潰す!左美濃急戦 part5

前回に引き続いて、△43歩に代えて△43金右とした形を調べていきます。 6図からの手順② △同角▲同角△同銀▲77角△43金右▲24飛(9図) △43金右は上部に手厚い形で、前回同様に▲15歩~▲35歩はこの瞬間が何でもないので失敗します。そのため、今回は▲24飛から攻めて…

△54銀型雁木を潰す!左美濃急戦 part4

前回に引き続いて基本2図からの手を見ていきます。 基本図2図で▲45歩△同歩▲35歩の展開はどうやっても後手が駄目そうでした。しかし奥の手としてこのタイミングで△54銀と上がる手がありますので、今回はそれを調べていきましょう。この形は以前の△54銀を早く…

対三間箱入り娘急戦 part4 36手目△同歩型①

前回最後に書いたように、今回は基本図に戻って、▲35歩に△同歩とされた時の変化を見ていきます。 基本図からの手順② △63金▲54歩△同銀▲24歩△同歩▲35歩△同歩▲34歩(8図) ▲35歩に対して△同歩とする変化は△36歩を狙っていかにも本筋を思わせる手です。ちなみに▲35…

△54銀型雁木を潰す!左美濃急戦 part3

前回の基本1図を一応先手十分と結論付け、今回はこちらの基本2図について調べていきましょう。 こちらの局面の特徴といたしましては、 1 端の交換が入っている 2 後手は△54銀に腰掛けずに、玉の移動を急ぐ(すなわち、△31玉型) というところです。前回…